全般的にネタバレを含むので閲覧注意意
その他の謎
ナゾハツキナイ...
地下鉄の旧駅員室に潜んでいた「連続殺人犯」の正体
ラモンがその正体を追っていたが、どうやら本当に存在していたようだ。しかし、ラモンがリスクをおかしてまで追いかけた結果、それが全く異なる事象の連鎖を招く事になった。結果的に連続殺人犯は捕まったのかどうかは定かではない。TwitBoardの発言(連続殺人犯の頭の中をインタラクティブに体験)を逆に考えると、ノロイノゲエムが連続殺人を誘発していた可能性もあるが、それも定かではない。
ノロイが広範囲にわたり拡散し、なおかつ24年間遅れた理由
ノマのノロイは、その矛先を「あるゲエムをプレイし、強い後悔を持つ人物」だけに限定して1988年から発動し続けていたがインターネット環境に対応したゲーム機が存在しない当時、ノロイノゲエムは拡散することはなかった。しかしネットワーク化という革新、スマートフォン環境でのリメイク、そしてTwitterというインフラとの連携によりノロイは急激に拡散し、結果的に多くの無関係なプレイヤーをゲエムに呼びこむことになった1。ちなみに、1888年と2012年は2000年を挟んでちょうど12年+12年で合計24年となる。
なぜ異なる2つのノロイが生まれたのか
ノマによるノロイと、生田あさひによる呪いは、元となったゲームが異なっていたとすればそれが理由とも考えられるが、もしかすると本作「ナナシノ或プリ」の方が、湯谷が作りたかったゲエムに近かったのかも知れない。
ナナシノゲエムに登場したヴァルナの村とナナシノ或プリに登場したヴァルナの村は、ホーキ達のいる武器防具屋に2階がある以外にも、酒場に絨毯が敷いてあるなど相違点がある。そもそも、街のサイズがナナシノ或プリ版は、大きめである。
- 湯谷が作りたかったゲーム
- RPG+横スクロールアクションという「斬新」なゲーム(それが売れたか、あるいはユーザに喜ばれたかははかりかねる。たとえば、横スクロールアクションを「ムービー」と置き換えてみると…)。ともかく、ユタニは「或プリ」の中でゲエムマスターを務めるなど、その想いの寄せ方が感じられる。
- 生田潮が作りたかったゲーム
- 生田潮はあくまで伝統的なRPGにこだわり、横スクロール要素はおまけ程度にしか捉えられなかったのではないだろうか。それゆえ、LOAD TO SUNRISEではあまりアクション要素は重視されていない(そのかわりホーキはこの横スクロールゲーム部分になぜかかなりの執着を持っているようだ 2 )。また、ナナシノゲエムシリーズでは生田がプログラマーとしてストーリーやゲエム世界の改変の手助けをするなど大活躍する。
誰が悪かったか?
- 火の不始末をしたアカツキが悪かった
- 様子を見に行ったノマ夫婦が悪かった
- 倉庫を開放したユタニが悪かった
- 発見されたゲエムを解析したシュンが悪かった
- ゲエムを開発したイクタが悪かった
- ムチャぶりをしてきたホーキが悪かった
- 主人公たちが鋼の心臓すぎたのが悪かった
- そもそも、ゲエムを遊ぶプレイヤーがイなければ、こんなことにはナらなかっタ
- ゲエムヲアソブヒトハ、ミンナシンジャエバイイノニ
「ああうう」の謎
なぜ、自分の名前も思い出せず、何も喋れないのか。ここでは「ノマのノロイにより言葉を奪われた」という説とはまた別の可能性を示したい。
- ナナシノゲエムシリーズのエグゼクティブプロデューサーを務めた、時田貴司氏のWikipedia項目3より。
ゲーム中に自身を登場させる際やTwitterのアカウント説明では、「ゲームしょくにん」という表記を用いている。なお、ゲームにおいては「(ゲーム開発現場における共通要素ではある)激務による過労のため、自分の名前も思い出せない」というある種の自虐ネタである。
(疲労のあまりに)名無しの彼がプロデュースしたからこその「ナナシノゲエム」なのかもしれない。
- ファイナルファンタジー用語辞典 Wikiのモンスター/【ゲームしょくにん】の項目
開発室に出没するモンスター。小さいスケルトンの姿をしている。当たらない通常攻撃をしたり、「のろい」や自分に「ストップ」を使う。 こちらが攻撃するたびに「オワラナイ・・・」「カエリタイ・・・」「バグ・・・ガ・・・!」と言い、膨大なHPゆえに倒すまで延々と聞くこととなる。